クレジットカード現金化には、「海外ショッピング枠現金化商法」という手口もあります。これもまたデメリットしかないヤミ金の手口です。
安売り高級ブランド腕時計仕入れのカラクリ
闇金融業者は、様々な裏技を駆使しては、利益をあげています。
ここでは、巷に出回るブランド腕時計の事実についてご説明します。
消費者金融やヤミ金、街金と称される貸金業者には都道府県知事の免許が必要です。
ただし、この都道県知事の免許は実は審査制ではなく、届け出制になっています。
必要な費用さえ払ってしまえば、よほどひどい犯罪履歴のあるような業者でない限り、比較的簡単に入手できる免許なのです。
免許には「東京都知事①」などのように数字が記載されています。
トイチヤミ金の「都①」と同様です。
この数字が意味しているのは、届け出以来の年数です。
(1)の数字が示しているのは、届け出から3年以内という意味です。
東京近辺。関東で販売されている夕刊紙の広告などを見ると、小さな貸金業者の広告の中に(1)の業者が多数散見されます。
闇金の都(1)業者もこの中に紛れ込んでいます。
東京でいうと神田駅周辺などに密集している業者たちですが、昨今の不景気。
過払い金の請求(消費者金融、街金に限る)、自己破産者が相次ぐ事態となれば、(1)の貸金業者などは、営業を続けるのが非常に困難になっているのが実状です。
お金に困った人なら、まずはテレビでCMを流している大手の消費者金融に融資の申し込みをすることでしょう。
通常いきなり、(1)の貸金業者にお金を借りに行くことはありません。
ということは、(1)の貸金業者は、他で借りることの出来ない多額の借金を抱えた人がたどりつくような所であり、業者にしてみれば、最初から回収が難しい利用者に対して融資していることになります。
しかし、相変わらず毎日のように新聞に広告が載り続けているのは、お金の世界には一般人が知り得ない世界がたくさんあるから、ということになります。
貸金業者は、通常の融資以外の裏技を駆使して収益を上げているわけです。
まず(1)の貸金業者は利用者が来ると、クレジットカードのショッピング枠が残っているかどうかを確認します。
ショッピング枠が残っていると、それを使って家具屋で家具や家電製品を買わせ、その家具や家電製品を買い取る形を取ったりします。
たとえば、20万円の家具を買わせ、10万円で買い取ります。
家具屋には20万円が入金されます。
そして闇金業者が10万円を受け取り、10万円が家具屋のもの。
家具屋は、20万円の家具を全く動かすことなく10万円の利益が取れるのですから、喜んで協力します。
と、ここまではよくある「ショッピング枠現金化商法」の手口です。
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クレジットカードの「海外ショッピング枠」で購入する高級ブランド時計
「ショッピング枠現金化商法」には、さらに巧妙な手口が存在します。
ショッピング枠まで無いのであれば、利用者を追い返すのかと思えばそうではありません。
クレジットカードを業者に預ける意思があるかどうかを確認するのです。
そしてヤミ金の人間が、そのカードを持って香港などに飛ぶのです。
そして、香港などでそのカードを使い、高級ブランド腕時計を買ってくるのです。
実はクレジットカードには、「海外ショッピング枠」という特別枠があり、ショッピング枠が50万円でも、海外の買い物に関しては別枠となっており、さらに50万円買い物が出来ることがある(カード会社による)のです。
この仕組みを巧みに利用するわけです。
闇金業者はカネに困った多重債務者からカードを預かり、複数のカードを集めた上で香港などに行きます。
数枚のカードを持っていくので、高級ブランド腕時計がいくつも買えてしまいます。
それを日本に持ち帰り、日本のディスカウント高級腕時計屋で換金するのです。
50万円の腕時計を買い、20万円を利用者に渡します。
そして、腕時計を10万円でディスカウント店に卸します。
10枚のカードを持って行けば、ざっと100万円の粗利が出ます。
そこから香港までの交通費を引いても、十分元が取れるというわけです。
この手口は、単純に現金を貸して、金利を取っているよりもはるかに効率の良い仕事になってしまうわけです。
回収の見込みの薄い現金融資よりも、リスクも少なく、利益も大きく、仕事も早い。
ヤミ金にとっては、実に旨味の大きいビジネスなのです。
こうして、日本に持ち込まれた腕時計は、時計好きのお金持ちや水商売の女性らにプレゼントしたがる男性などに好んで買われていきます。
裏世界の恐ろしさ
私達の知らない裏の世界では、とても日常的には想像もつかないカネの流れ、モノの流れが存在しているというわけです。
ヤミ金は、あらゆる手段を使って新しい手口を考え出し、利用者を被害に遭わせます。
その中の一つの例と言えるでしょう。
クレジットカード現金化はそもそも法外な高金利でヤミ金からカネを借りていることと同じです。
しかも、クレジットカード会社の利用規約にも違反しており、露見するとカードを取り上げられるリスクもあります。
しかも、刑法第246条により利用者が詐欺罪に問われる可能性まであります。
そして、債務者救済の最終手段である自己破産すらできないシステムになっています。
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大切なクレジットカードです。絶対に悪用されないよう十分気をつけてください。
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