闇金は、携帯電話のショートメールを使って利用者を勧誘してくる場合もあります。電話を直接かけてくるばかりではないのです。
総量規制の影響で借金できなくなる人が闇金のターゲット
貸金業法が改正され、消費者金融がかなり厳しい立場に立たされるようになってもう何年も経ちます。
借入金が10万円以上100万円未満の場合は、金利が18%に設定され、グレーゾーンと呼ばれた出資法の上限金利29,2%が違法となってしまったためです。
反面、消費者金融から比較的簡単にお金を借りることのできた多重債務者などの人たちは、以前のように融資を受けることができなくなってしまいました。
年利27%程度でも余裕で利益が出ていた消費者金融も18%では苦しく、さらに18%を超える金利で貸し付けていたお金の返済分は過払い金として、申し出があった場合、利用者に返還しなければならなくなってしまいました。
さらに追い打ちをかけるように、貸出金の総量規制が導入されました。
年収の三分の一を超える個人に貸し付けてはいけないとされる規制で、これが始まると貸金業者を営んでいる業者は全てのデータベースを探り、借りに来た人が年収の三分の一以上の借金がある場合、融資が行えなくなりました。
消費者金融のみならず、クレジットカードのクレジット枠なども対象になるため、融資が出来る対象者の数が激減してしまいました。
その逆もありで、借金をしたい個人も苦しくなる人が出てきます。
一切の借金の申し込みが出来なくなるのですから、現金が枯渇します。
ここにまた、ヤミ金のビジネスチャンスが生まれてくるのです。
彼らは、表からは非常に見分けにくい広告手法を使って勧誘をしてくるので、当局も摘発が難しくなります。
被害に遭った人が警察にでも駆け込まなければ、一切表に出てくることがないのが、闇金です。
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携帯電話から届く「金利10日で3万円」の闇金の魔の手
その広告は携帯電話のショートメールを使って送られてくることもあります。
流行りのポイントサイトの中でもいかがわしい広告が散見されます。
「このメールのリンクをクリックすれば3ポイント」
などと、クリックするだけで0.3円が貯まるメールが送られてくることがありますが、そのリンク先がヤミ金、という手口が少なくありません。
しかも、広告はヤミ金融の雰囲気を一切感じさせません。
「他社で借入を断られたことがある人でもOK」
などという宣伝文句は、既存のヤミ金と同じですが、
「携帯電話を使っているあなたに、特別に携帯融資枠ご用意しました」
などという言葉が書かれていたりします。
お金に困っている人はその言葉に乗ってしまい、携帯電話から申し込みをしてしまいます。
すると、ヤミ金の魔の手がすぐに伸びてきます。
ヤミ金はお金に困っている人の携帯電話の番号を、名簿屋から違法に入手したリストで知っているのです。
申し込みをした先の消費者金融は最初断ってきますが、その後同じ系列という金融会社から電話が入ります。
「あなたは10万円ご利用ということでしたが、3万円ならばすぐにでもご用意できます」
といった具合ですが、これもヤミ金の手口です。
こういった流れは、既存のアナログ世界の闇金と同様の手口です。
一度断ってみせますが、小口ならOKを出して貸してくれます。
しかし、金利は「トジュウ」だったりします。
10日で3万円に対する金利が3万円。
闇金側は10日後の返済が終わってしまうとリスクが無くなるという仕組みです。
こんな所から借りると、借金が雪だるま式に増えていきます。
返しても返しても追いつかなくなるだけです。
携帯電話に入ってくる相手先不明のショートメール、これにも十分気をつけてください。
最近、この正体不明のショートメールが激増しています。
つい先日も、私こと管理人の携帯に、相手が誰かわからないショートメールが入ってきました。
電話番号で検索してみると、有名な振り込め詐欺の業者だということがわかりました。
受け取ったとしても、絶対にクリックしないようにしましょう。
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ヤミ金問題はとても厄介で危険なので、取り扱う司法書士自体が少ないのが現実です。しかし安心して下さい。日本にはリスクを恐れない正義感あふれる闇金に強い司法書士事務所が存在します。 闇金に強い司法書士とは ...