ヤミ金による嫌がらせや厳しい取立てに身も心も参ってしまっている人は多いことでしょう。しかし、弁護士・司法書士に問題解決を依頼することで、状況は劇的に一変するのです。
闇金被害を弁護士・司法書士に相談するメリット
ヤミ金問題は、違法業者との戦いです。
電話による執拗な脅迫、暴行すれすれの行為、監禁すれすれの行為、自宅に近づくなどの取立てによる犯罪行為も平気です。
そんな闇金に自分一人で「借金の契約は無効だから、こちらに返済する義務はない」といっても、簡単には引き下がってくれないでしょう。
むしろ、悪質な取立てや嫌がらせがエスカレートする可能性が高くなります。
法律に違反することを何とも思ってないヤミ金を相手に、普通の人が個人で対抗しようとしても難しいでしょうし、無視し続けようとしても耐えられるものではないでしょう。
闇金の被害者たちは、ただでさえ多重債務を抱え、そのうえ苛酷な取立てを受け、精神的にも追い込まれた状態です。
平穏な日常生活を送ることさえ難しい状況のなかで、ひとりで問題を解決しようとしても、それは大変なことです。
確実にヤミ金問題を解決する方法は、やはり専門家である弁護士・司法書士に相談することがベストです。
ヤミ金被害の解決を弁護士・司法書士に相談すると、次のようなメリットがあります。
(1)ヤミ金からの苛酷な取立てが即ストップする
後に述べますが、借金に関する問題を弁護士・司法書士に相談すると、相手の業者に対して「介入通知」を送付します。
この介入通知の送付後は、闇金は貸金業規制法、金融庁の事務ガイドラインによって、本人や家族に直接連絡したり取立てたりすることができなくなります。
(2)ヤミ金に対してきちんとした主張ができる
借金の契約が無効であり、返済する義務がないことなどを、法的根拠をもとに明確に主張することができます。
もちろん個人でもできないことはないですが、弁護士・司法書士からの通知は全く効果が違います。
(3)刑事告訴などの法的手続きがとれる
ヤミ金を警察に刑事告訴したり、監督官庁に行政処分の申し立てをしたり、裁判所に損害賠償請求の民事訴訟を起こしたりといった、さまざまな法的手続きをとることができます。
ここに挙げた三つのメリットのなかでも、最大のものは恐怖の取立てがストップするということでしょう。
苛酷な取立てに悩まされ続けている被害者にとって、ヤミ金の取立てから解放されることほど安堵できるものはありません。
取立てがストップすれば、落ち着きを取り戻し、冷静な判断ができるようになるはずです。
何より、あの苦しみのタネだったヤミ金と直接コンタクトを取る必要がなくなる(コンタクトを取ってはいけない)ことは、あなたに最上の安らぎをもたらしてくれることでしょう。
弁護士・司法書士に依頼したその日から、彼らがあいだに入りあなたを守ってくれますので、ヤミ金と直接交渉することは一切なくなるのです。
延々とつきまとってきたしつこいヤミ金と、スパッと関係を断ち切ることができるのです。
あらゆる法的手段でヤミ金に対抗する
取立てをストップさせることの他にも、弁護士・司法書士が介入することによって、さまざまな法的手段による対抗策が可能になります。
たとえば、闇金に対して、借金の契約書が無効だから借金自体が存在しないということを裁判で認めてもらうための債務不存在の確認請求訴訟をしたり、すでに支払った分を取り返すための不当利得の返還請求訴訟をしたりといったことが可能です。
また、違法な取立てについては、単に取立て行為をストップさせるだけでなく、不法行為にもとづく損害賠償請求をすることもできます。
さらに、場合によっては簡易裁判所に特定調停の申立をして和解を考えるケースもあるでしょうし、あるいは弁護士・司法書士が直接ヤミ金と交渉をして和解することもできます。
いずれにしても、そのケースごとの最良の解決方法を選択できるということも、弁護士・司法書士に相談する大きなメリットであるといえるでしょう。
弁護士・司法書士に依頼した日を限りに、あなたの苦しみ、悩みは一気に解放され、劇的に状況が一変するのです。
闇金に「介入通知」を送るとは?
弁護士・司法書士がヤミ金問題の依頼を受けたとき、まず行う対策はヤミ金に対して「介入通知」を送付することです。
これは、
- 法律家が依頼人の借金整理の代理人となったこと
- 今後は本人や家族、その他の関係者に直接連絡してはならないこと
- ヤミ金からの借金の契約は出資法違反であり、依頼人に返済する義務はないこと
- すでに依頼人が返済した分については返還請求すること
- こちらの請求に応じない場合は刑事告訴すること
などを、闇金側に通知するものです。
この介入通知を受け取ったあとは、闇金は本人や家族に取立てすることができなくなるのです。
弁護士・司法書士が介入通知を送付すると、たいてい取立てが即ストップします。
しかし、中には介入通知を無視して取立てをやめようとしないケースもあります。
そのような場合には、弁護士・司法書士が直接電話して、取立てをやめるよう警告してくれます。
こうなると、「刑事告訴」→「逮捕」を一番恐れるヤミ金側は急に弱気になり、一気に引いていきます。
ここで一番重要な点は、ヤミ金問題に詳しい、闇金問題に強い、経験値の高い弁護士・司法書士に相談することです。
ヤミ金被害に慣れない法律家に依頼すると、闇金側に逆にナメられてしまい、法律家が介入することで、かえって被害が拡大してしまう可能性があるからです。
ヤミ金側でも、弁護士・司法書士をランク付けしていると言われています。
闇金側に、
「この法律家と争ってもムダだ・・・」
と思わせたらこちらの勝ちです。
ですから、ここはヤミ金問題に強い法律家に依頼をすることが大変重要なのです。
ヤミ金被害に強い、最強の法律家は存在します。
その名前を聞いただけで、あの恐ろしい闇金がブルってしまうような、そんな屈強な法律家がいるのです。
最強の弁護士・司法書士は、最後の最後までヤミ金と戦い、闇金をぶっつぶすまで戦い、あなたを守ってくれるのです。
損害金の返還や慰謝料が取れることも
慰謝料の請求
弁護士にお願いすれば、返済を帳消しにしてくれるだけでなく、損害賠償請求という形で慰謝料を取れるケースもあります。
闇金被害は、財産的損害以外にも、精神的なダメージ、社会的なダメージ等さまざまな損害を受けているのが実際です。
これを回復させるために、「慰謝料」という形で解決を図ることもできます。
慰謝料を請求する場合は、民事訴訟を起こすことになります。
民事訴訟ということになると、地方裁判所以上の裁判所に提訴することになりますので、弁護士のみにその権利があるわけですが、過去の判例として、弁護士が実際に慰謝料を勝ち取った実績はあります。
せっかくですので、こうした相談もしてみると良いでしょう。
被害回復分配金の支払申請
また、「被害回復分配金の支払申請」という手続きを取り、ヤミ金融から没収したお金を被害者に分配する方法で、ヤミ金融からお金を取り戻すことができます。
これは、ヤミ金から没収した被害金を引き出して、被害者に分配するというものです。
弁護士・司法書士ともに手続きが行えますので、これも是非お願いしてみましょう。
・ヤミ金から「被害回復分配金」を取り戻す
「被害回復給付金支給手続き」
「被害回復給付金支給手続き」制度を活用することで、ヤミ金から被害金を取り戻すことができます。
これは、ヤミ金や振り込め詐欺グループから警察が金銭を没収できた場合に、被害者に対してこれを分配できるという制度です。
こちらも、弁護士・司法書士ともに手続きが行えますので、これも是非お願いしてみましょう。
・被害回復給付金支給手続き
メリットまとめ
以上のように、弁護士・司法書士に相談する主なメリットは、
- ヤミ金からの苛酷な取立てが即ストップする
- ヤミ金に対して法的主張ができる
- 刑事告訴などの法的手続きがとれる
- 被害金が返ってくる
の四つになりますね。
いずれもとても大きなメリットです。
まず第一に「闇金からの取立てがストップ」することが最も重要なメリットですね。
最短で即日、あなたはヤミ金の取立てという大きなプレッシャーから解放されることになるのです。
あの苦しかった日々がたった一度の依頼をすることでただちに収束し、平穏な日々が取り戻せるのです。
そして、もう一つ嬉しいのが(4)の被害金が返ってくることではないでしょうか。
「被害回復分配金」「被害回復給付金支給手続き」という形で被害金は返ってきます。
全額というわけではありませんが、これはありがたい手続きですね。
また、弁護士に相談することで、「元金と返済金が全部取り戻せる」可能性があるのも大きなメリットです。
さらに、弁護士には地裁以上の訴訟代理権がありますので、「損害賠償請求訴訟」を行うことで、「慰謝料」が取れるという点です。
訴訟まで見越した問題解決を目指す方は、ぜひ弁護士に相談されると良いと思います。
弁護士相談するデメリット
闇金問題に強くない弁護士に注意
弁護士にも得意不得意があり、誰もが闇金問題に詳しいあるいは強いというわけではありません。
中には「元本を返済して和解しましょう」と残念な妥協案を提案してくる弁護士もいます。
そもそも法律では、ヤミ金には「元本も返済金も1円たりとも返す必要はない」ことになっていますから、これでは拍子抜けもいいところです。
あまりに弱気な弁護士と言わざるを得ないでしょう。
こういう弁護士を選んでしまったら、遠慮なく解任して、別の弁護士に依頼しましょう。
提携弁護士に注意
弁護士の中には「提携弁護士」といって、ヤミ金とグルになっている弁護士がいます。
「整理屋」というヤミ金一味が被害者に紹介する形が多いのですが、提携弁護士はヤミ金に「名義貸し」をして報酬を受け取っている悪徳弁護士なのです。
提携弁護士は弁護士資格は持っていますが、ヤメ検(元検事の弁護士)やヤメ判(元判事)が多く、通常の弁護士仕事が無いために、ヤミ金とつながって対価を受け取っているのです。
彼らは「弁護士法の第二十七条に違反する行為」を行っているため立派な犯罪者です。
これに引っかかると、ヤミ金被害が解決しないばかりでなく、長期間に渡り高額の弁護士報酬を払い続けることになりますので、慎重に見極めるようにしましょう。
要するに、素性の分からない第三者(通常、整理屋や紹介屋)から紹介された弁護士に依頼してはいけないということです。
弁護士報酬が必要になる
正規の弁護士に依頼した場合、ということになりますが、当然弁護士報酬が必要になります。
相場としては、一件当たり50,000円程度が報酬相場となります。
弁護士に相談するデメリットといえば、通常これのみです。
ただでさえお金に困っているのに、報酬が要るのかと思われる方もいるかもしれません。
しかしこれさえ支払えば、闇金への借金が全てチャラになり、ヤミ金被害の苦しみから救われるわけですから、私は対価としては安いものだと思います。
これがヤミ金への返済金だと考えたら、それこそドブに捨てるようなものですからね。
事務所によっては、後払い・分割払いに対応してくれますし、法テラスの立替金制度に対応してくれている事務所もあります。
ヤミ金に払ったお金が返ってくる場合もありますので、これほど気持ちの良い支払いはないと私は思います。
司法書士に相談するデメリット
闇金問題に強くない司法書士に注意
司法書士に相談する場合も弁護士と同様、闇金問題に弱い、交渉力のない司法書士を選んでしまうと、円満な解決を図ることはできませんので、大きなデメリットが発生すると言えるでしょう。
司法書士報酬が必要になる
これも弁護士報酬と同じです。
相場は、40,000円~50,000円と、弁護士とそれほど変わりはないですが、比較的安く済むことになります。
デメリットはこれくらいです。
以上、闇金問題解決を弁護士・司法書士に相談するメリット・デメリットについてご説明しました。
良い弁護士・司法書士を選ぶことができれば、あなたのその後の人生が変わってきます。
法律家選びは、慎重に、できれば複数の法律家に「無料相談」してじっくり話し合って決めてほしいと願います。
「闇金問題に強い弁護士・司法書士の選び方」については別途ご説明していますので、ぜひ読んでみてください。