家具リースは、家具を担保にとるヤミ金融です。チケット金融は、被害者にチケットを売り、転売代金の名目で現金を手に入れます。
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家具リースとは
家具リースは、家具を担保にとるヤミ金融です。
車リースを家具に置き換えたものが家具リースです。
これは、借り手に直接カネを貸すのではなく、家具などのリース料という名目で利息に相当する金額を支払わせるというやり方です。
まず、ヤミ金が借り手の所有する家財道具を安く買い取ります。
その後、闇金がその家財道具をリース(貸す)という形にします。
そして、借り手はヤミ金にリース料として7~10日に一回の割合で支払いをしていくのです。
つまり、借り手は家財道具の買取額が借金の元本で、定期的に支払うリース料が利息になるわけです。
闇金は
「家財道具をリースしてリース料を取っているだけで、カネを貸しているわけではない」
と主張することで、出資法などの法律の規制を免れようという手口です。
しかし、家財道具のリースだとカモフラージュしようとしても、実態はカネの貸し借りなのですから、ヤミ金の主張は認められません。
借り手の支払うリース料が出資法の上限金利に違反するような金額であれば、当然犯罪行為ということになります。
しかし、一旦この手口に引っかかると、買い戻し代金の名目で実質的に元金を完済しなければ、この関係から抜け出せません。
チケット金融とは
チケット金融は、被害者に代金後払いでチケットを売り渡し、被害者はそのチケットを買い取り業者に転売することで、転売代金の名目でお金を手にします。
そして、チケット金融は後払いの売買代金の名目で元利金を回収します。
つまり、チケットの売買・転売であって貸金ではない、資金を融通する者(買取業者)と回収する者(チケット金融)が別人である(実際には裏でつながっているのですが)、という形をとることで、出資法を脱法するのです。
チケット金融も立派なヤミ金融
クレジットカードのショッピング枠で、新幹線や飛行機の回数券などを購入し、金券ショップで現金化する。
・・・この方法を使うと簡単に現金を手に入れることができますが、現金化を目的にしてこの方法を用いることはもちろん詐欺行為です。
「金券代金後払いOK」などと広告を打って客を集め、高速道路のチケット回数券などを一定枚数渡して金券ショップで換金するという手口です。
チケット金融業者の中には、金券を渡す際に、その金券を手に持たせて、写真を撮り、証拠として残すところもあります。
広告の方法は、ダイレクトメール、チラシ、電柱等への貼り紙など多種多様で、ターゲットはやはり多重債務者です。
- 「ブラックOK」
- 「他店で断られた人歓迎」
- 「金券代金後払い」
などと甘い言葉で誘い、審査など一切ありません。
しかし、そこが怖いところで、1日でも代金の支払い、つまり貸付金の返済が遅れるようなら、闇金特有の取立てが始まります。
電話が一日に数十回もかかり、ありとあらゆる罵声を浴びせてきます。
神経がまいってしまうまで、責め続けるのです。
- チケット金融が金券を後払いで客に販売
- 客はそれを金券ショップで売って現金を手にする
- その後客がチケット金融に対して、前もって決められていた価格で代金を支払う
・・・これがチケット金融の流れですが、一見、通常の売買行為に見えるものの、明らかに出資法違反と貸金業違反です。
要するに、金券ショップを介在させた換金率のマジックなのです。
例えば、多重債務者がチケット金融から額面700円の高速道路の回数券を500枚、代金35万円で買い取り、代金を10日以内に支払う約束をします。
その金券を指定の金券ショップで、1枚につき500円で換金すると、25万円の現金を手にすることができます。
すると、手にした現金25万円に対して、10日間の利息が10万円ということになります。
つまり、年利が1,000%を超える高金利でお金を借りたということになります。
金券金融やチケット金融は、出資法の金利規制違反を指摘されると、
「これはカネを貸し付けたのではなく、あくまでも金券を売ったにすぎないので、出資法の適用はできないはず」
などと言い逃れをします。
しかし、後払いで売った金券を値引き換金させる契約は無効であるとする判決もあり、出資法違反の犯罪行為であることは逃れようもありません。
そして「金貨金融」の出現
家具リースとチケット金融は、2003年以降の警察の取り締まり強化によって、ほとんど壊滅しました。
チケットも家具も、独立した売買取引の対象とするに足りる実態に乏しいことから、脱法行為にすぎないことが暴かれていったのです。
その後、チケット金融の変形版として、金貨の売買・転売という形をとる「金貨金融」などが現れています。
チケットよりも流通性が高い金貨が介在するためヤミ金融業者と買取業者とのつながりが希薄になり、それによって摘発を免れようとしていると考えられます。
法律違反に対するいわば闇金側の摘発対策ですね。
金貨金融は、2010年以降急増しており、新手の闇金として定着しつつあります。
チケット金融にしても、金貨金融にしても、現物資産を介しての金銭のやり取りは、明らかに違法業者の摘発対策であり、かつ利用者をだましやすいという悪質極まりない紛れもない犯罪です。
闇金の手口は、このように年々巧妙化しています。
金貨金融も立派なヤミ金ですので、絶対に利用しないようにすること、これが大切です。
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