中小企業の資金調達に用いる金融取引「ファクタリング」が人気です。この取引を悪用するヤミ金業者が急増しています。
ファクタリングとは?
ファクタリングとは、一言で言えば「売掛金買い取り」代行サービスのことです。
企業が抱えている売掛金を買い取り、その売掛金の回収を代行し、その企業の資金繰りを手伝うサービスのことを指します。
ファクタリング会社は、契約が成立すると即日あるいは数日後に、つまり限りなく短期に企業の口座に現金を振り込んでくれます。
企業側は、債権を手放すことで短期で現金を手にすることができるため、資金調達がスピーディに行え、キャッシュフローを改善することができ、資金繰りが助かるというメリットがあります。
ファクタリング会社の中には、取引先企業の資金調達(事業資金、運転資金、つなぎ資金)全般に渡り資金繰りをサポートする会社もあり、提携している金融機関、ノンバンクなどを紹介し、財務コンサルタント的なサービスを行っているところもあります。
ところが、近年このファクタリング業者になりすまし、中小事業者に近づいて違法な金融取引サービスを行うヤミ金業者が増加しており、その被害拡大が問題となっています。
ファクタリングのメリット
ファクタリングは、債権(主に売掛金)を、早期に現金化してくれます。
これにより、企業の資金調達の早期化が実現し、資金繰りが楽になります。
売掛金が現金化されるのは、一般的に最短でも一ヶ月はかかります。
例えば、7月31日に請求書を発行した場合、現金が支払われるのは翌月末つまり、8月31日ということになります。
早い契約では、当月締め当月払い、というケースもまれにありますが、上記のような翌月末払いが一般的となります。
それでもこのケースは早い方で、中には、二ヶ月かかったり三ヶ月かかったり、資金繰りの悪化した取引先ともなると、「三ヶ月後振り出しの手形払い」といった払い方をする会社もあります。
私ことヤミ金課長がいた会社も実際にそういうスパンで支払いをしていました。
売り上げが上がっているのに、現金化されるスピードが遅くなると、つまり売掛金の回収が遅れると、会社のキャッシュフローは悪化し、資金繰りが苦しくなります。
そこで最近ではファクタリング会社が活用されることが多くなってきているようです。
ファクタリング会社に手数料を支払って売掛金を売却し、回収を代行してもらうことで、債権の回収業務がスムーズに行われ、当座の運転資金に余裕が生まれるということになります。
イストワール法律事務所 偽装ファクタリング相談
そのファクタリング違法業者かもしれません!
ファクタリングは貸金業登録がされていない場合、3社間取引しか出来ません。
2社間取引の場合は貸金業登録プラス法定金利内でないと違法になります。
そのため、2社間取引のファクタリングは違法業者が多く、貸金業登録が無い場合は闇金同様元金の返済も必要がありません。
貸金業登録がされている場合でも法定金利以上の返済をしている場合は過払い金が発生致します!
違法業者を利用している、利用したころがある場合はイストワールまでご相談ください!
ファクタリングと銀行融資とはどう違うの?
ファクタリングと、銀行から融資を受けることとは明らかに違います。
これは、貸借対照表上の資産を売却することになり、銀行融資のような債務が発生するというものではありません。
一般的には、企業が銀行から融資を受けるには、銀行独自の審査を受ける必要があります。
融資を受けるには各種書類の準備が必要です。
「損益計算書」などの決算書、貸借対照表、事業計画書、資金繰り表、借入状況の一覧、借入申込書・謄本・印鑑証明、納税証明書、必要な場合は試算表、など様々な書類を提出しなければ審査を受けることができません。
また、担保が必要であったり、保証人が必要になったりします。
仮に審査を受けたとしても、通るとは限らず、また通ったとしても、実際に融資を受けられるのは、最短でも一ヶ月はかかります。
一ヶ月は早い方で、数ヶ月かかるのが普通です。
一方、ファクタリングでは、以上のような数多くの書類を要求されたり、融資を受けるための明確な理由を問われることはありません。
ですから、ファクタリングを利用する企業が増えているのです。
反面、ファクタリング会社は銀行などの正規の金融機関より高い手数料を設定しています。
例えば、200万円の売掛金をファクタリング会社に売却した場合、およそ20%程度の手数料がかかってきます。
この場合、200万円の売掛金に対し、手数料を差し引いた160万円がファクタリング会社より振り込まれるということになります。
ファクタリング会社は、20%の40万円が利益となり、売掛金が高額になればなるほど、その売り上げは上がっていく仕組みです。
ファクタリングを利用することで、企業は早い時には即日で、遅くとも数日後には現金を手にすることができます。
便利な反面、企業側には多額の手数料がかかるというリスクも負う必要があります。
以上のようにファクタリングは、売掛金すなわち債権の売却であり、銀行融資とは根本的に違います。
ファクタリング取引は、貸借対照表の上では「資産の売却」となり、自己資本比率は上昇することになり、企業側には、帳簿上のメリットも生まれます。
また、場合によっては高額な取引も可能になります。
売掛金の売却額は、数十万円から数百万円という比較的少額なものから、最大一億円まで対応するファクタリング会社もあります。
一億円もの取引となれば、手数料も相当なものです。
手数料はかかりますが、経営上のメリットを優先して、ファクタリングを利用する企業が多くなっているのが現状です。
しかし、ファクタリング人気の陰で、ヤミ金業者がこのサービスに紛れ込み、ファクタリング会社を装って営業し、それによる被害が急増しています。
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ファクタリングは貸金業登録がされていない場合、3社間取引しか出来ません。
2社間取引の場合は貸金業登録プラス法定金利内でないと違法になります。
そのため、2社間取引のファクタリングは違法業者が多く、貸金業登録が無い場合は闇金同様元金の返済も必要がありません。
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